幼稚園日記
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子ども劇場その後・・・(年長経験画活動)

2023年2月 年長組では、子ども劇場の思い出を、今度は「絵画」として表現しました。

1月に全学年終了した子ども劇場ですが、子どもの発達段階に沿って、それぞれの学年において貴重な経験をしました。

年少組は初めての子ども劇場。先生や友達と一緒に「なりたい動物」になって、物語の世界を楽しみました。今回の体験から、表現する喜びも初めて体感したことでしょう。

年中組はホールの大きな舞台に初めて上がりました。緊張も感じながらも、同じ配役の友達や、クラスの皆で声や動きを合わせる心地良さを経験しました。

年長組は、まさに3年間の集大成でした。「オペレッタ」を先生や仲間と一から作り上げ、当日お客様に観ていただく目標に向かって、仲間と力を合わせてやり遂げたことは、表現活動の枠を遥に超えた貴重な経験をもたらしてくれました。

さて、子ども劇場が終わったその後の姿として、年長では「子ども劇場の経験画」に数日掛けて取り組んでいました。子ども劇場が3年間の園生活の集大成と同様、この描画活動の姿も、1学期から取り組んできた経験が活かされていました。描きたい場面だけでなく、使用する描画道具、紙の大きさ、台紙の色など・・・自分で考え、選ぶということを、全て子どもに任され、主体性を尊重した活動が展開されていました。中には自分の役柄のイメージに合った台紙の色を選ぶ子どももいたそうです。

完成した作品を見ると、年長のオペレッタを象徴する「虹」が描かれ、自分だけでなく同じ配役の友達も描き込んでいる様子が多く見られ、仲間意識が培われていることが感じられます。絵は心の表現・・・子ども劇場の活動が、子ども一人ひとりの心に大切なものを残してくれたことが伝わってきます。